嘘に塗れた作り物の街
灰色に曇った人々の目
誰もが口にする馬鹿げた正しさが
事実を一つ握り潰した
偽りだらけの毎日より
本音で向き合う覚悟を持ち寄り
正しくて正しくない灰が降る街の真ん中で
伝わらないかも知れない真実を歌う
人々はぶつからぬようにと口を噤んで
素知らぬ顔で暮らしている
誰かの為にと掲げた正しさが
自分を一人にしてしまった
間違いだらけの常識より
場違いな正義を貫くように
正しくて正しくない凍りつく街の片隅で
訪れないかも知れない幸せを願う
正義を盾にしても愛するものを守れない
こんな世の中でも見失わない本物を胸に
正しくて正しくない凍りつく街の片隅で
訪れないかも知れない幸せを願う
正しくて正しくない灰が降る街の真ん中で
伝わらないかも知れない真実を歌う